自意識肥大への治療薬。
どうも!
10月15日に朝井リョウさん作の「何者」が公開されるので、前から積ん読してあった「何者」を読みました!
その読んだ感想を書きます。あまりネタバレはしないようにするので、読んでない方も安心してください!
物語は、就活が始まる直前くらいから始まります。
就活を通して描かれる人間関係は、とてもリアルで上手くTwitterも絡めて表現されていて、さすが朝井リョウさんの作品だと感じました。
途中でいくつも、もっと早く昔の自分に聞かせてあげたいという文章があり、耳が痛かったです(笑)
TwitterやLINEなどのSNSがあることで、人はいつでも自分の言いたいことを言うことができるようになった。
その分、軽い言葉が増えて、重い言葉は語られなくなった。
「自分は○○だ」と自分で自分をアピールすることで、自分を他人より優位に見せかけたりする。そういうマウンティングをする発言が多くなった時代。
そんな時代だからこそ、この小説が映画化されることに意味がある。
SNSによって、自意識が肥大した承認欲求まみれの人が多い世の中で、いい治療薬にもなりそう。
自分にはいい薬になりました。
こんなブログ書いてるやつが何言ってんだって感じですが(笑)
今日も覗きに来てくれてありがとうございます!
ではまた!